文楽業界はもっと他の業界との接点(相互に刺激を与え合う、伝統に固執しすぎず、新たな視点の導入)が必要だとこのサイトでは再三指摘しているが、国立劇場(芸文振)のサイトで、面白い試みを見つけた。
それは、文楽かんげき日誌と称する、各界のクリエーターに文楽を鑑賞してもらった感想をエッセイのように書いてもらうという試みである。
寄稿者の人選として、すべてがメジャーとは言い切れない面もあるし、全部は読んでいないのだが、目についたところとして、ラップアーティストのスチャダラパーのBose氏の寄稿がめちゃくちゃイケているので、ぜひ読んでいただきたい。
要約すると、
・演じる内容は違えど、現代音楽で舞台に立つ自分たちと、文楽の技芸員も同じような立場。「面白いかどうか」だ。
・日本橋のあたりに、現代における人形の代名詞とも言える、「美少女フィギア」を売っているようなお店がたくさん集まっているのも、なんかの因果だ。
・もし今、「魔法少女のフィギアをリアルに操って、壊滅に瀕した世界を救うみたいなストーリーを表現するような集団」が現れたら、それは何百年後かに、今の「文楽」みたいなものになっているのかも知れない。
やっぱり、感じる人には感じるんですよ。
個人的には、こういう寄稿をもっと発信できないのかなあ、って思うんですよ。芸文振サイトにとどめておくにはもったいない。こうしたクリエイター本人のブログとかでバシバシ発信してもらってはどうなのだろう?
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strona www (水曜日, 01 11月 2017 00:01)
forluk
wróżka 0-700 (土曜日, 18 11月 2017 02:35)
odromantyczniać