昨日、東京公演の第2部のみを聴きに行った。
通し狂言ではあるが、第1部は席が取れなかった(人間国宝が多く出るからだろう)のと、嶋太夫師匠が第2部出演なのでまあよいと思ったためである。
だが、第2部についていえば、多少だが空席があった。第1部はどうだったのだろう。
また、三味線で新顔が舞台デビューしたようだ。プログラムをさかのぼって名前を確認したわけではないが、研修生出身の入門者の舞台デビューであるならば、素晴らしいことである。でも、三味線は早々と顔見世できるが、人形は10数年は頭巾生活。複雑だなあ。
そこも、文楽の課題の一つだと思う。大夫も三味線も、いまや頭数はそろっているのだ。問題は人形。数がそろわないと、演目に制約が出るし、2班編成で興行することも難しくなる。
何としても、人形の待遇向上が必要だろう。(早く左遣いに昇格させろ、ということではない)
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